死後のDNA検査

日本では死体は多くが火葬される。
私の父を火葬した時は念入りに焼けて、遺骨もほとんど残らなかった。
あれなどは、おそらくDNA検査には耐えられないだろう。
横田めぐみさんの遺骨とされるものが北朝鮮から返却された時、火葬されていたのでDNA鑑定ができるかどうか、危ぶまれたものだった。
散骨をしたり、合装をすれば遺骨の入手も困難である。
死後認知や国籍確認で父親が既に火葬されているような場合は検体の入手は非常に困難であるといわざるを得ない。
国籍法改正反対派はこの問題をどうクリアするつもりなのか、解決方法があれば教えて欲しい。
私は思い浮かばなかった。
もちろん血縁者(子孫、兄弟、親など)にまでDNA鑑定義務付けを行えば、割合としては解消できるだろう。しかし、その場合でも天涯孤独の人もいるわけで、その場合はどうするのか。
また、直接の血縁者がいない場合、たとえば従兄弟などに婚外子がいるからといって、DNA鑑定に協力をさせられるとすれば、実に不合理な感情を国民は抱くのではないか。
反対派には、その先を、もっと先を考えて欲しいものだ。