2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サリンジャー、追悼せず

ロストジェネレーションを50年代のムーヴメントだと誤解するのは、フィッツジェラルドもヘミングウェイも読んだことが無いということではあるまいか。 ともあれ、サリンジャー大往生の話である。 サリンジャーはとても「上手い」小説家だという印象がある。…

イザヤ・ベンダサンとかポール・ボネとか

http://anond.hatelabo.jp/20100130155001 ガメ・オベール氏がブログを削除したらしい。id:Apeman氏に「偽造」を指摘されての結果らしいが、どちらも嫌いな私は両者が潰しあうのは大歓迎である。もっとも、ガメ・オベール氏は「潰しあう」レベルには全然達し…

ネカマもやってみなはれ

そう言えば。以前チャットをやっていた時、成り行きで女性扱いされて、そのまま否定も肯定もせずにいたところ、ばんばんお誘いメールとかが着て、チョーうざかったのを思い出した。 「うんうん、そうですよねー。すごいですね、○○さん」とか言うと、猛烈にア…

龍馬伝、第四話、感想

三話を飛ばして四話である。 千葉定吉を里見浩太郎が演じている。好き好きだろうが、私は余り好まない。途端に作り物めいて見える。時代劇という様式が透けて見えてしまうのだ。時代劇は伝統芸能ではないが、歌舞伎や狂言などの伝統芸能の役者が大河に出演す…

キャンディキャンディのOP

堀江ミッチが歌う「キャンディキャンディ」はなんと120万枚も売れたのだそう。 出だしで使われているのはチェンバロだろうと思うけど、どうも確信がない。 チェンバロですよね?これ。

日航独語

日航を潰せない理由が分からない。 日航の路線が採算に乗るならば、日航をつぶしても別のキャリアがその穴を埋めるだろう。日航の路線が採算に乗らないならば、政府支援を行っても赤字体質は変わらないので、どのみち不採算路線は閉じられることになるだろう…

外国人参政権と世論調査

外国人参政権についてマスコミ各社の世論調査が出揃ったようだ。 朝日で賛成6割、反対3割となり、他社の数字も概ねそれに近い数字となった。外国人参政権は世論の支持を受けていると見なして良いだろう。 先行していた産経新聞のネット世論調査では反対が9割…

「バッテリー」はクソ映画か

僕の従姉妹(女ね)が高校野球が大好きなんですよ。どのくらい好きかと言ったら、高校野球のシーズンになったら有給とりまくって、地区大会の試合にも足を運ぶ。例年、初戦敗退の公立高校のレギュラーまで知ってたりして。感心するというより怖いですよ。 で…

生き残るために学ぼう

義務教育の内容については、実学中心で、という考えに賛成する。私自身は余り役にも立たない、文学やら歴史やら数学やらに耽溺した少年時代を持っているのだが、後悔はしていないが日銭を稼ぐという意味で生きていく上で何か役に立っているかと言われれば、…

もう森へなんか行かない

タイトルは釣りです(たまたまアルディを聴いているもので)。 はてなブックマークでタグ検索をして情報を集めることがよくあるのだが、ユーザーがめいめいでタグを勝手に設定しているものだからノイズが混ざってしょうがない。 「オカルト」とかね。私はオ…

クロスオーナーシップの問題

原口総務相が新聞とテレビ局のクロスオーナーシップ禁止について言及したよう。 http://www.j-cast.com/2010/01/15058061.html 「原口さん、かっこいいっす!!」 的な反応が目立つけど、どうなのかなと思う。 原口総務相はテレビ局業界に近い人という印象が…

政治家のカネ

小沢さんを見ていて疑問に思うのが、なんであの人はあんな大邸宅に住んでいるんだろうってこと。 政治にカネがかかると言うならとっくに井戸塀になっていてもおかしくはないのに。 政治献金はあくまで政治献金であって、個人資産ではないですよね。政治家と…

まずは議論を

外国人地方参政権は国民の福祉には直結しない。外国人は厳密に言えば国民ではなく、現政府は外国人を除いた人たち、つまり有権者によって選出されている。 外国人地方参政権が国民レベルで何らかの利益をもたらすとしても、それは抽象的な利益であり、喫緊を…

なぜ民主党は外国人地方参政権に躍起になるのだろう?

まったく分からない。外国人地方参政権をめぐる、政治的な問題は、民主党がこれの導入を先の総選挙でマニフェストから外したという点にある。普通に考えれば凍結の意思表示であり、少なくとも今後4年間、議論の進展を待つということではないか。 敢えてマニ…

龍馬伝、第二話、感想

2010年の今年も年末には「坂の上の雲」が放送されるわけで、それに伴って「龍馬伝」も通例よりは一ヶ月短い放送期間になる。そのせいなのか、随分展開が早いように思われる。 去年の大河では子供店長がいちやくブレイクしたが、今年は第一話の半ばで早々に子…

ネット10年

やはりインターネットが一般的になったのは、日本ではADSLが普及しだした頃、2000年頃からではないかと思う。 2000年からとしても、確かにその後10年の間でウェブの風景はがらりと変わった。2005年くらいまで頻繁に読んでいた中島梓のウェブサイト、「神楽坂…

背反する利益

善意から何かしようとしない方がいいんじゃないかと最近はそう思わなくもない。 痴漢冤罪の事例では、以前よりは物証が求められるようになっているが、元々、物証確保が難しいから被害者の証言が過剰に重視されるようになったのだ。常習的な痴漢犯罪者は、あ…

陵辱エロゲ規制考

聖人君子じゃないけれど、エロゲなるものをやったことがない。エロゲのことをよく知らないことが、これまでこれについて語らなかった主な理由だ。 ただ、エロゲについてまったく関わりがなかったというのでもなく、エロゲを見かけたことはある。あれは確か10…

大河ドラマの路線

「坂の上の雲」と「龍馬伝」に鑑みて、大河ドラマについて語っているブログの記事を幾つか読んでみたが、過去の大河ドラマについて、濃厚な大河ドラマーの評価はほとんど一致しているようだ。 個人的にベスト5を選ぶならば、 1.翔ぶが如く 2.風林火山 3.山河…

龍馬伝、第一話、感想

プログレッシヴカメラというらしい。ざらりとした質感の映像は、明らかにVTRやフィルム撮りの質感と違う。 VTR撮影よりはフィルム撮りの質感に近いが、フィルムよりは明るく、奥行きがある。今までの大河ドラマがすべて粗悪に見えてしまうほどの、革命的な質…

龍馬伝、とか

去年はやたらと俳優の香川照之さんを拝見していた感がある。指折って数えてみれば、 「ディア・ドクター」 「劒岳 点の記」 「20世紀少年」 「カイジ 人生逆転ゲーム」 「沈まぬ太陽」 と、去年は意識的に邦画をたくさん観たのだが、名を挙げた作品に香川さ…

生贄としての知的障害者

私が感じているのはある種の危険である。 ▼香芝のわいせつ事件 再審請求を目指す ■母、「情報を」 息子は無実です――。そう訴え、刑務所にいる息子のために「真犯人」を探し続ける母親がいる。熱意が大勢の人を動かし、支援の輪が広がっている。(成川彩) 事…

タバコ文化の規制について

私の父は、当時としては妙に過保護なところがあって、特に「健康」については過剰なところがあった。 子の自主性を尊重したい、厳しい父でありたい、それでいて過剰に子を保護したいという時に対立する心理的葛藤において、多くの父親がそうであるように私の…

行く川の水は絶えずして

年末年始の報道特番で、やたら小泉進次郎氏を見かけた。親子だから当然と言えば当然だが、雰囲気や話し方が元首相に生き写しだ。受け答えもしっかりしていて、なかなかタフな印象を受けた。それがそのまま優れた政治家となる資質を保証するものではないけれ…

満身創痍の鳩山首相

鳩山内閣は良くやっていると思う。ただし、鳩山首相はよろしくない。 数々の失言があり、リーダーシップを疑わせる迷言があった。致命的なのは脱税献金である。堀江貴文氏が政治団体を利用した合法的な相続税「節税」の方法を述べていたが、幾つかやりくちが…