2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

秋田犬を飼う前に考えて欲しいこと

http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-576.html http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-584.html はてなの人気エントリーに入っていた「秋田犬スレッド」。 秋田犬は確かに可愛いが、これを機に秋田犬を飼おうとする人がいないことを望む。 私は…

参議院がシステム上の誤謬であるということ

はてな匿名ダイアリーに http://anond.hatelabo.jp/20081228162414 上記のような記事があった。はてなブックマークコメントにid:titton氏のコメントで、「titton なんというか…「混乱」を唾棄すべきもとしか見れない人が多いのが問題。混乱は流動性の源であ…

国制私案

参議院を改革するとすれば、憲法からいじるしかないと先の記事で述べたが、自分の考えの整理のためにも、また自分の考えを理解して貰うためにも、議院内閣制の部分について、私案をまとめてみる。ここでは仮に二院制を維持するものとする。 [内閣について] a…

参議院害悪論の不在

参議院不要論はあった。しかし参議院害悪論はなかった。 これは国家にとっては幸福なことだった。 つまり、参議院害悪論を必要としない政治状況が長らく続いていたということを意味するからである。 戦前、貴族院議長は内閣の指名による勅任官であり、歴代、…

参議院が害悪である理由

政局が混乱するのは大統領制を採る国の方が多いが、これには単純な原因があって、議会と大統領がそれぞれ別個に選出されるため、行政府と立法府で民意の矛盾が生じやすいからである。 そのためフランスでは、大統領に国民投票対象法案提出権、議会の解散権な…

汝、聖母に非ず

何年か前か、確か熊本であった酷い事件で、電車中で女子高生が成人男性に暴行を受けた、ということがあった。 酷い事件ではあるが世に数限りなく類例があることを思えば、とうに忘却していてもよさそうなものだが、記憶の片隅にこびりついているのは、その女…

西村幸祐氏の粗雑な論理

http://nishimura-voice.seesaa.net/article/111447233.html リンク先の記事で、人権派は人権を擁護するならフィリピン人よりもチベット人や拉致被害者を擁護すべしとの意見が出された。 これが明らかにおかしいのは、フィリピン人の人権とチベット人や拉致…

フーシェ亡き後

シュテファン・ツヴァイクの「ジョゼフ・フーシェ」は愛読書のひとつで、彼の伝記文学の中でも最高の作だと思う。 悲劇性、ヒロイズム、歴史上の人物に私たちが何がしらの感情を重ねる時、そうした共感する礎が往々にして必要になるのだが、フーシェにはまっ…

親の因果が子に報い

親の因果が子に報いる、特に負の要素であるならば、そういうことが現代社会ではあってはならないわけである。 そうした要素を完全に除去できるわけではないが、政府が加担するのであれば話は別で、公共が加担して親の言動の責を子に負わせるようなことはこれ…

行く川の流れは絶えずして

国籍法反対運動でゼノフォビアが強まっているのは、移民受け入れ政策が現実味を帯びているからだろうか。 日本の将来にわたる繁栄を願うのであれば、移民受け入れは不可避である。 私はそう思う。 金融業に特化したり、縮小した規模なりに繁栄を目指す考えも…

誰が違憲判決をもたらしたのか

国籍法改正に伴い、国籍法当該部分に違憲判決を下した裁判官に国民審査で不信任の意を表明しようとする向きもあるが、その意見内容の妥当性は別にして、最高裁の判断に対して国民審査で意思表示をしようとするのは正しく国民の権利であり、法治国家のありよ…

再び血統主義について

国籍法違憲判決では、準正要件が違憲である理由として以下のように述べている。 また,国籍法3条1項の規定が設けられた当時の社会通念や社会的状況の下においては,日本国民である父と日本国民でない母との間の子について,父母が法律上の婚姻をしたことを…

NHKオンデマンドに登録した

実際のところ、テレビはNHKくらいしか見ていないので、NHKオンデマンドに入ればテレビは要らないかも知れない。 奈落は急激に来ると言うが、かつては日本映画がそうだった。 衰退はゆるやかに訪れるのではなく、突然、誰の目にも明らかになるのだ。 マスメデ…

反論もせず改めもしない人たち

http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20081214/1229192523 東さんの件はそう大騒ぎするほどのこともないと思うが、何かしらの反論を受けて、スルーするということについて思うところがあった。 世の中にはもちろん話が通じない人もいるし、意見はひとそれ…

彼は誰の子

生物上の血統主義などと考えていると、生物上の血統とは何かと考える。 それはつまり生物とは何かということにもつながろうが。 人はおおむね両親から半々のDNAを受け継ぐわけだが、正確に半々ではなく、突然変異を起こした部分もある。 ヴィクトリア女王の…

区別と差別

区別と差別は違う。 しかし差別は区別の名のもとに正当化され易い。私が思うに、区別を正当化するには(差別とならしめないためには)以下の要素が必要だと考える。 1.区別を設ける公益があること 2.公益実現のためにその区別でなければならない合理的な理由…

扶養義務付帯決議要求…あ、ちょっと分かったぞ

分かったっていうのは同意っていう意味じゃなくて、そういうことかなって理解したってこと。 田中康夫あたりの求める扶養義務付帯決議要求ってのがあんまり理不尽だから。 いくらなんでもバカすぎと思ってたけど、なんでまたそんなバカを言うんだろうって考…

認知と血統主義

日本の認知は意思主義とも言うが、そこまで断じられるのかどうかはやや疑問が残る。 認知が血統に基づくことと、それでいてなお、意思による認知を必ずしも阻害しないこと(状況に応じて“最善”が判断されること)には矛盾は生じない。 これまで言ってきたと…

最高裁は逸脱行為を犯せない

詳細な論をなしながら基本認識を欠いているために全体としてはトンデモとなっていると指摘したこちらのページだが、このトンデモの記述を受けて、 http://d.hatena.ne.jp/imajou/20081208/1228727923 リンク先の記述がなされている。 最高裁が逸脱行為をなし…

独裁が来ますです

ゴルバチョフのペレストロイカ体制を支えた元ソ連外相(元グルジア大統領)シェワルナゼはグルジア人だったのでロシア語がそう流暢ではなかったらしい。 ロシア語通訳者の故・米原万理氏の著作に拠れば、反ゴルバチョフ・クーデターを予見した外相辞任時の警…

田中康夫を支持した左翼は猛省するように

私が嫌いな政治家は数多いが、人格を含めて、唾棄しているのが2名、森・元首相と田中康夫・元長野県知事である。 森さんはそれでも、首相としては功績がまったくなかったわけでもないし、竹下さんや金丸さんといった過去のキングメイカーに較べればずいぶん…