自衛隊機の中国への派遣について

http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200805280255.html
社民党の福嶋瑞穂党首が反対の意を表明した。これについては社民党としてはそれなりに筋が通っていると思う。
なぜまた、中国政府が自衛隊機の派遣を要請してきたのだろうかといぶかしむ。
幾ら人民解放軍の装備が旧式と言ったところで、充分な数の輸送機が無いはずがない。万が一、必要であれば、日本政府も検討している通り、民間機をチャーターすればいいだけのことであって、わざわざ自衛隊の派遣を要請するだけの必然が無い。
中国政府とても日本における自衛隊の特殊な位置づけは百も承知しているはずだ。
それなのに、なぜ?という疑問が生じる。


中国は日本における自衛隊運用の硬度を試そうとしているのか。
そのように感じなくも無い。派遣を要請しながらも、派遣のハードルを日本が乗り越えられるのかどうか、それを試そうとしている、そんな感じも受ける。
国内の災害救助にあたるならばともかく、海外へなし崩し的に自衛隊の派遣があたりまえのようにされるのは、専守防衛にはめられたたがが崩れていく危険も感じる。