Last Kennedy


エドワード・ケネディ上院議員逝去の報があった。それに際して、ニューヨークタイムズ紙では7Pに及ぶ長文の論評記事を掲載している。
http://www.nytimes.com/2009/08/27/us/politics/27kennedy.html?_r=1&ref=global-home
テッド・ケネディは1932年だから昭和7年の生まれである。父親の赴任に伴って(駐英大使)、幼少期を戦時下のロンドンで過ごしている。
ジェフリー・アーチャーの政治サスペンス小説「大統領に知らせますか?」では現職大統領として描かれた(新版が発行された際には、アーチャーの別の小説に登場する架空の女性政治家に差し替えられている)。
それだけ、大統領の椅子に近い立場に長らくいた人で、何度か大統領選挙にも出馬しているが、チャパキディック事件の後遺症を最後まで払拭することは出来なかった。
良くも悪くもアメリカンリベラルを代表する人物である。
アメリカの良心であると同時に、しばしば保守派がリベラルに対して抱くイメージ、自堕落さと道徳心の欠如、無責任さを象徴する、そういう役割を与えられていた人でもあった。