民主党代表選について

菅か小沢かという選択自体があり得ない話である。わづか数ヶ月前に辞任をして政局を混乱させた張本人が、ここで名乗りを上げること自体、あり得ないことだ。
もし、菅か小沢かという選択をしなければならないなら、菅以外にはあり得ない。あり得ないが、仮に小沢が党代表、首相になるようなことがあれば、その時こそ、野党はあらゆる手段を使って解散に追い込むべきであろう。
国民は、小沢を選んだ民主党を再び支持することはあるまい。
カネと政治の話だけではない。小沢とその周辺が引き起こしてきた鳩山政権以来の数々のバカげた揉め事、宮内庁との対立であったり、甘利代議士への懲罰動議詐欺であったり、小沢のリーダーシップのありようが、特に国政という場面で無用の混乱を引き起こすことは目に見えている。
日本のマスメディアは余り指摘していないが、小沢には先日の「アメリカ人は単細胞」なるレイシスト発言もある。この発言にいかに一般のアメリカ人が怒っているか、マスメディアは国内でもきちんと報道すべきだ。本来ならばその発言が出た時点で政治生命はアウト、首相になるなどとんでもないとなるはずだ。
そうした人物と分かっていながら首相にすれば、彼のレイシスト体質の責任を日本国民が背負わされるということになる。このことひとつとっても、小沢首相などあってはならない話だ。
小沢側近の質の悪さにも目を覆わんばかりである。
先日、太田和美は、あるインタビューで、小沢は鳩山をかばおうとして、予算に関する鳩山の公約違反を擁護し、自ら悪役になったと称賛した。そのわずか数行後で、公約は絶対に守らなければならない、公約を反故にしようとしている菅ではダメだ、小沢は絶対に公約を守る、と小沢を支持・擁護した。
たった数分以内の論理的一貫性さえ保持できない頭の悪さは、ただただ幼稚な愚連隊としてこの人が頭角を現したことを物語っており、弟子のバカさ加減は師匠のゆえである。
あんなのを重用している時点で、小沢は無能なのである。
さて、だれがどういう動きをしているか、しっかり見ておこう。