誰だ鳥越俊太郎を擁立したのは?

私は鳥越さんを有能だと思ったことが一度もないので、鳥越さんを擁立しようと思った人が野党上層部にいると言うことの方が、2016年東京都知事鳥越俊太郎候補の数々の失態よりも問題だと思う。保守分裂もあって、宇都宮氏でまとまっていればおそらく野党は勝てた。石田純一氏ですら鳥越さんよりはマシだったと思う。
先日、何人かのニュースキャスターが集まって、その中には鳥越俊太郎氏もいたが、与党の報道局への圧力について批判をしていたが、具体的なことは提示できていない、放送行政の仕組みと放送法を理解できていない、少なくとも遵守する姿勢がない、等々で、かえって赤っ恥をかいていた。
それを言うならば少なくとも普段の姿勢で、昨年週刊文春誌上に掲載されたSMAPの元マネージャーに対する公開パワーハラスメントに対して一言でも批判しておけばいいのである。元ミスユニバースの女性タレントが、性的なサービスの提供を暗に大手芸能事務所社長から持ち掛けられた、それについてでもコメントを出せばいいのである。
国民はとっくに「じゃあなりすと」さんたちの仕事なんてしょせん「ごっこ」に過ぎないと知っている。かけらでも尊敬されるとでも本気で思っているのだろうか。
そういう部分はうやむやにして、仲間内の感覚だけで選ぶからこういう人が候補になってしまうのだ。
民主党の結党以来、私はずっと民主党に投票してきたけども、民主党/民進党の周囲にいる人たちは当然、その支持者たちばかりだ。その仲間内の、マスターベーションめいた同調におぼれてはならない。
民主党の三人の元首相のうち、鳩山氏は論外としても、野田前首相は民主党支持者には評判が悪い。民主党支持者以外ではおそらく野田前首相の評価が一番高いだろう。それがなぜなのかを考えなければいけないと思う。