アンチフェミニスト?

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13930/1349957276/ ここ、読みましたけど、相も変らぬラべリングというか、テキストも示していない人が議論になっていないと主張する荒唐無稽さというか、僕は右翼左翼以前にそういう手法自体が嫌いなんだな…

反原発と笑いと

90年代の初め頃に盛り上がった反原発運動はあれはいったい何が要因になっていたんだろう。 81年にレーガンが登場して、ゴルバチョフが85年に登場するまで、米ソは激しい軍拡競争を繰り広げ、70年代デタントの雰囲気は完全に失われていた。米ソ冷戦が米ソ熱戦…

敗者の視点

来年の大河ドラマ「八重の桜」に期待している。 正直言って主演の綾瀬はるかさんは新島八重のイメージではないのだが(宮粼あおいさんならぴったりだが)、そこは女優さんのことだから、それなりに消化するのだろう。それに、新島八重は項目だけを追えば、や…

過去の清算について

フランスのオランド大統領がアルジェリアを訪問して、過去の植民地支配について謝罪するしないで揉めていたようだが、朝日新聞ではあたかも謝罪したような内容の記事だったし、毎日では逆に謝罪しませんという内容の記事だった。実際には、過去にはいろいろ…

何度目だのダイナミズム

自公両党で、参議院の可否を覆せる絶対安定多数の320議席を越えて、自公両党が衆議院で議席を占めることになった。 今回私は選挙区でも比例でも民主党とその候補に投票したが、2009年の民主党の政権交代、2005年の郵政選挙とそれぞれ地滑り的な結果になった…

小選挙区議席の削減を

衆議院の定数のうち、だいたい150議席程度は政権交代を可能ならしめるため、揺れ動いた方がいい、それ以外は安定していた方がいいと書いた。現在の選挙制度では、小選挙区が主で比例区が従の関係にあるが、これを逆にした方がいいのではないだろうか。 定数4…

共和党の衰退は本当か

米国も同じ「無能議員が国を滅ぼす」 - Sankei Web 共和党が長期衰退傾向にあるというこの分析は、珍しいものではない。先日の2012米大統領選挙後にも、アメリカのマスメディアのコラムや、有名ブロガーたちもそのような論をたてていた。私はそれを読んで、…

はてなサヨクに自民党を批判する資格があるか

自民党が現憲法を改変し、特に現在の12条、13条の基本的人権を公共の福祉に従属させるという規定を極度に強調している件について、左派が強いはてなでは批判が強まっているが、はてなサヨク界隈にそれを批判する資格があるのかどうか非常に疑問に思う。 自民…

子育てと寛容と

再生JALの心意気/さかもと未明(漫画家) 何の疑いもなく、自分は正しいとばかりに上記のような記事を公表する筆者、また、それを掲載する媒体にも驚いたのだが、いろいろと考えるところはあった。 僕は可能な限り出来れば地べたを這って行きたい人間で…

大河ドラマ平清盛について

大河ドラマ「平清盛」は記録的な低視聴率だそうで、あのドラマを高く評価する人もいるが、余り触手が動かない人が多いのも当然のように私には思える。良いか悪いかで言えば昨今の大河ドラマの水準から言えば「決して悪くはない」のだが、それだけに広範囲の…

サマーウォーズとジェンダー論

http://togetter.com/li/342972 こちらの記事とそのブックマーク http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/342972 http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/342972 作者が描いてもいないジェンダー論を論じるなんて云々みた…

Jap と呼ばれて不快になるなよ

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/07/post-c031.html 日本人をJapと呼ぶことはよくあるわけです。九割方は、悪意はないのですが、悪意はないとしても、Japという語は、ネガティヴなイメージが強い語ではあるわけです。悪意がある場面ではほぼ例外なく…

大津市のいじめの問題

大津市の例のいじめの件は、報道を見る限り、本当にひどい話だと思う。大津市教育委員会は未だに、いじめと自殺の関連性を認めるには至っていないが、大津市長は少なくともその可能性大であることを指摘し、詳細な調査を支持した。警察でも捜査体制がもうけ…

鎌倉慰霊紀行(2)

化粧坂の切通しからは南東方向に向かって、鎌倉の景色が見える。海が見える。頼朝が材木座のあたりにあったと言う、当時の鶴ヶ丘八幡をここから遠く見た時は、海はもっと近かっただろう。 右手に方向を変えて、銭洗弁天に向かって、歩いた。道そのものに無理…

鎌倉慰霊紀行(1)

ここ何年か、年末には鎌倉の寺社に参詣している。初詣は人混みが嫌で、松の内が終わった頃に、近場の、それも参る者もいないような道祖神やら小さな稲荷やらに参ることにしているのだが、年末の参詣は他の時期は一切寺社仏閣には立ち寄らないため、諸々の寺…

仕事が出来ないということ

仕事が遅い人の共通項 精神論ではない仕事を速くこなす技術 どちらもそれなりに頷ける話だが、作業することも、考えることもどちらも必要なわけである。正確に言うならば、何をどこまでいつ、作業に落とし込むかを考える必要がある。プールで目の前で子供が…

紅白に韓流歌手3組出場

売上から言えば「仕方がない」んじゃないだろうか。私は韓国の国策として、文化輸出をすることには批判的であるし、批判もしてきた。しかし実際に、韓国のトップ歌手を見れば、正直言って日本のアイドルなんてお話にならないというか、それはもう太刀打ちで…

中国の人口動態と今後

先日、世界人口が70億人を突破したことで、人口増加問題がまたにわかに語られているが、この10年で世界的に出生率の急速な低下が見られ、世界平均ではほぼ人口置換水準に近い出生率2.47まで低下している。これまでの蓄積があるので、少なくともこの半世紀、…

終わりゆく江

秀頼が成人して以後の、大河ドラマ「江」はかなり持ち直しているように見える。秀頼と家康の二条城会見、大坂の陣、そして最終回をわずか4回で描かなければならないという、一瞬の余分も許されないハードスケジュールぶりが、かえっていい結果をもたらしてい…

経世済民

私は自由貿易をめぐる議論では、総論としては内田樹先生の考えに「基本的には」同意だが、各論ではもちろんうなづけないことは多いわけである。 内田先生のお考えの根本は、理論的に経済を見ない、歴史的に経済を見るということであって、自由貿易であれ保護…

TPP参加交渉問題考

TPPに関する内田樹先生の文章、 さよならアメリカ、さよなら中国 こちらのブログ記事は、ちょっとびっくりするほど経済学に関する理解の欠如を示されていると思う。これに対して、池田信夫氏が(私は氏については先生とは呼ばない)、内田樹氏の知らない比較…

体温の低い少女たち

少女漫画には繰り返される類型がある。 恋愛に無関心・鈍感な主人公がいて(多くはガリベンだ)、学園のアイドル的な(しかしそのことには自身は関心を持たない)美少年がいる。美少年は、ガリベン少女の素朴さや古風さにひかれて少女に恋をする。ビッチ的な…

外国文化の流入と韓流

韓流批判について排外主義であるとの批判がなされることは多いが、私はこれは排外主義とは別の話だと思っている。なぜならば、韓流の流入の在り方が、かなり特殊で、一般的な外国文化の流入とは異なっているからである。その特殊性に対して批判が生じている…

王家問題

来年のNHK大河ドラマ「平清盛」のウェブサイトの人物相関図で、皇族を指して「王家」と記載されていたことについて、右翼の西村某氏が「不遜だ」と批判している。それに対して、「日本史も知らない右翼なんて、バカじゃないのw」という反応が見られるが、私…

フジテレビ“韓流推し”問題考

私は、フジテレビの韓流推しは実態としてあった、と思っているので、韓流推しが問題と思う人たちからフジテレビが批判される当たり前だと思っている。が、この問題はいろいろな争点や、「争点ずらし」が双方にあって、カオス化していて、今一つ絡みづらい。…

日本海呼称問題

英米二国が日本海単独呼称を決定したことで韓国世論は沸騰しているようだが、この問題についてはまったくスルーなさっておられるのがいかにもはてなサヨクの皆様らしいところだ。 歴史的な正当性自体に欠ける主張であるが、問題は歴史的な正当性ではなく、仮…

例の韓流問題について

現状、分かるところ思うところについて書いてみよう。 1.韓流人気は本物なのか、それとも作られたものなのか 本物の側面もあるだろうし、作られた側面もあると思う。これまで様々なブームがあった。自然発生的に生じたものもあったし、メディアが積極的に介…

羅針盤なき航海

最近、外国人と話していて、よく聞かれるのが、日本人はものすごく几帳面なのに、どうして原発の運営はあんなに杜撰だったのかということである。日本人のサービス、日本製品の品質は素晴らしい、なのにどうして原子力発電所のような、最重要で管理しなけれ…

貴人、情を知らず

明治以後、平民の父母を持つ者が、直宮家に嫁いだのは、正確に言えば美智子皇后が最初ではない。秩父宮勢津子妃は会津松平家の一族に生まれはしたが、父の恒雄は会津松平家の宗家を継がなかったので、扱いとしては平民だった。 松平節子(嫁いで以後、勢津子…

鎌倉幕府の滅亡

このところずっと鎌倉の武家政権について考えているが、分からないことがある。幕府の終焉が余りにも唐突で、急であることだ。足利高氏が大覚寺統に寝返ってからひと月もしないうちに、六波羅の滅亡、千早城攻めの幕府軍の崩壊、新田義貞の挙兵と矢継ぎ早に…